-日本の固有文化の例-
この国は、気が付くと異文化へ転生していました
経営陣はレガシーシステムに備えましょう
登場人物の紹介１
団塊世代代表です。根性で生きてきました。
堪え難きを堪えます！
忍び難きは忍びません
機械工学部卒業の若手の営業リーマンです。
機械がすきでこの業界に入りました。
職人気質
現実は職人モドキ（しょくにんかたぎ未満）
まずは出来ないと言っておこう。
わしに責任があるからな！
いやいや リピート案件だから
これぐらいすぐできるでしょう？
たたき上げ PDCA (PLAN DO CHECK ACTION) スペシャル実行者
根性だけは誰にも負けません
よし！まかせろ
どうにかして動かしてやるぞ！
案件内容が論理破綻してるので絶対うごきませんよ？
断りましょうよ 逆に違約金とられますよ！
制御盤設計は分野が違う
盤屋さん的には電装機器類はハード扱い
わしはソフト屋だ ハードは分からん
ハードがわからないんじゃ機械はうごかせないじゃないっすか！
PLCメーカのユーザー囲い込み戦略のターゲットでした
自社製品依存化戦略の犠牲者：固定PLCメーカ依存の恐怖へ
わしは四つ菱しか触れんからな！
いままでこれでやってきたんじゃ
文句はあるか？
IEC規格指定＆オメロン指定なのですが無理ですか？
それでは協力会社に委託しますね。
現場主義（ホワイトカラー業務のブルーカラー化な文化）
準備しなくても現地でやっちゃうぞ！ 【まさかのまじFPGAじゃん (Field Programmable Gate Array)】
よしっ機械が組み終わったか！
じゃあこれからここで１から作るぞ
えぇ？！(;ﾟДﾟ)
ある程度の準備もしてないのですか？
現地で早く終わったらねぎられるじゃろうが！
それじゃあ完成はいつ頃ですか？
予定は未定じゃ!
出来たら完成じゃ
まじかよじじぃ
営業泣かせのレガシーシステム
川の流れに身をまかせると濁流に絡まれました
委託して 使用頻度の高い回路をライブラリーとして
IEC61131-3準拠で作っていただいたのですが
これを利用して次の案件を作って頂けますか？
FBとSTで構成されているのですが太郎さんの使える四つ菱ですよ・・・・・
？？？？？FB？ST？？？
なんじゃ それは
・・・・・・・・
・・・！
ラダー図でだしてもらえるか？
この世代、なぜか国際電気標準会議（IEC 61131-3）は浸透しませんでした。[残念でした。orz]
形骸化と工場機械のメンテナンスマン（ソフト業界との異文化圏）
すべてがシーケンサで動いていると思っている＆リテラシー欠如
今回のラインの機械で
シーケンサは四つ菱でおねがいします～
俺、つかえるんで～～～！
えーーーっとですね
この機械はシーケンサは使ってないんですよ
それに今回は下請け業務じゃないんで
改造とかしないでくださいねー。
壊れても補償がうけれなくなりますよ。
工場長～～～～～
これじゃあメンテできません！
うわ～ｗ 文化圏キター！！
できるやろ、壊れたら交換だけだし
ソフト変更もあなたじゃ無理だよ
なんでシーケンサを
使ってないんだ？
シーケンサでつくりなおせ！
・・・・・・
・
（キタヨ無知なパワハラが）
・・・・・
上司に相談してきます
ぼくは将来が不安です・・・・・・・
ラダーだったら読めるかも
次郎さ～ん
以前に納品してもらった機械なんですけど～
シーケンサーの回路をもらったんですけどなんか四角の絵みたいなのがかいてあるんですけど
なんすかこれ～～～？
ラダーでもらえますか～？
・・・・・・・・・・・・・・・
大丈夫か？こいつ・・・
説明めんどいから
もう・・・バックレよう
ちょっと技術にきいてみますねっっ
・・・・・・人口に比例して人材の品質低下は否めません
【まとめ：たすけてAI】シーケンサ文化圏とコントローラ文化圏 【Copilotより：近隣の方々に教えてください】
シーケンサ文化圏とコントローラ文化圏は、制御システムの設計や運用における異なるアプローチを象徴しています。
シーケンサ文化圏は、主に工場の自動化や産業用機械の制御に焦点を当てています。シーケンサ（PLC: Programmable Logic Controller）は、リレー回路を置き換える目的で開発され、ラダー図という直感的なプログラミング言語を使用します。この文化圏では、耐環境性や信頼性が重視され、過酷な条件下でも安定して動作することが求められます。例えば、生産ラインの自動化や安全システムの監視などが典型的な応用例です。
一方、コントローラ文化圏は、マイクロコントローラを中心に展開され、小型で省電力なシステムの構築に適しています。この文化圏では、柔軟性やコスト効率が重視され、C言語やアセンブリ言語などの多様なプログラミング言語が使用されます。家電製品や車両の制御システム、医療機器など、消費者向け製品や組み込みシステムで広く利用されています。
これらの文化圏は、それぞれの特性や用途に応じて選択されるべきであり、どちらが優れているかというよりも、目的に応じた適切な選択が重要です。
コメント